鉄輪名物地獄蒸しを活かしたフレンチはここだけの味

素材の味を引き出し、最高の状態で提供する地獄蒸しフレンチへのこだわり

温泉の蒸気を活用して野菜や海鮮、肉などを蒸す調理法を「地獄蒸し」と呼ぶ。古くから鉄輪ではこの製法で調理することが当たり前となっており、いでゆ坂脇にある地獄蒸し工房の立ち上げにもオーナーの大塚さんは携わっている。

蒸し料理の調理法は本場フランスで学んだという。三ツ星レストランでは、そんな彼が考える最適な蒸気の温度と製法で作られる「地獄蒸しフレンチ」が楽しめる。

ただ美味しいじゃなく、記憶に残る味を追求したい。

「美しい料理は写真に残せるが、味や匂いだけは写真に残せない。」と語る姿が印象的だった。

22歳で海を渡り、現地の生活に溶け込むことで、フランス料理の製法一つ一つの意味を学び、歴史や文化に触れてきた。そんな彼が作り出す料理は、口に入れた瞬間に衝撃が走る、記憶に残る味。

「料理は一瞬の芸術である」と語る彼の料理を、ぜひお楽しみいただきたい。

この道50年のオーナーが語る、自分の信念との向き合い方。

ベースにあるのは父からの教え

料理の道を歩んで50年。今では数々の著名人も噂を聞きつけて訪れる名店となった三ツ星レストラン。

彼のベースにあるのは、若い頃に父から教わった「苦労は買ってでもしろ」という言葉。迷ったら常に難しい方へ進み、時に挫折を経験し、それと同じ数だけ這い上がった。その経験に裏打ちされる信念が、この道50年を支えてきた。

「ただ自分自身の信念を貫き通した結果が今の店です。」と語る姿から我々が学ぶことは多い。

好きだからこそ、続けてこれた

どうしてそんなに続けてこれたんですか?という質問に、一言「好きだからだね。」と答える。

生活のためというのは前提で、そのためだけじゃなくて、自分の好きなことに一生懸命向き合ってきた結果、50年経っていたそう。

そして、美味しいと喜んでくれるお客さんがいる限り、そこで生まれる感動を生み出し続けないといけないという使命も感じているようだった。

ここで味わえるのは忘れられない料理の味と人

料理の話を聞くときは、食材へのこだわりや調理法に対する質問が多くなる。ただ三ツ星レストランは違った。なぜその食材を使うのか、なぜその調理法なのか、ということを歴史や文化から教えてくれる。それは実際に現地で生活をしたことのある彼だからこそ話せる内容で、そこから導き出された記憶に残る味を食べたくなる。

そして、味だけではなく、これまでの経験から導き出された彼自身の信念にも触れていただくのも、このお店の楽しみ方の一つかなと思う。

取材日 2020年4月23日

レストラン三ツ星

0977-67-3536
別府市鉄輪284みゆき坂 あしやアーバンライフ1F
営:11:00-15:00(L.O.14:00)  17:00-21:00(L.O.20:00) 休:火曜